猫の白内障
人間の目に関する病気と聞かれたら白内障を挙げる人が多いでしょうが、これは猫にも症状が出る恐れのある病気のため気にかけておかなければなりません。
ところが、人間における白内障の最大の要因は老化になりますが、猫は外傷をきっかけとしてこの病気を発症してしまうことが多いです。
白内障の症状が出てくると眼が白く曇ったようになりものを見ることが困難となるため、動物病院で進行を抑える薬を処方してもらいましょう。
緑内障もよくある病気の一つですが、初期症状がほとんどないので、見つけるのに遅くなってしまうこともあります。
明るいところにいても瞳孔が開いているという風におかしな調子のときは、早い段階で動物病院で診てもらいましょう。
あとは、角膜炎というのも注意を払う必要のある病気と言え、角膜に炎症が引き起こされるといったものです。
引き起こされる理由はいろいろですが、周りの猫と喧嘩して傷がついてしまったときや、眼に異物やほこりが混入してしまったこと、細菌に感染してしまったことがきっかけと考えられます。
外に出ていないのに涙が過剰に出ていたり、赤くなった眼だけでなく、眼に痛みを持っているような動作をしていたら、動物病院で診てもらったほうがいいかもしれません。
別の猫と喧嘩などをすると眼を負傷してしまう心配があり、早い段階で治療を行わないと将来眼が見えなくなってしまうことも考えられます。
視力を失うだけでなく、傷の周囲が膿んできてさらに悪くなれば絶命してしまう例もあるため、早く治療しましょう。
さらに、人間と比べたときに猫というのは地面に近いところに目線がありますから、ほこりなどが混入しやすいと言えます。