猫の鼻にまつわる病気
気を付けなければいけない猫の鼻にまつわる病気というと鼻炎が認知されていますが、症状が風邪に近いため、見落としている人もたくさんいます。
主な症状は鼻水やくしゃみですが、ずっと症状が治まらないようなら、風邪というより鼻炎である場合が多いです。
鼻水が流れると鼻が詰まった状態になってしまうこともよくあることで、鼻で呼吸をするのが難しくなります。
そうした状態になると自ずと口で呼吸するようになりますが、苦しそうに息をしているときは、動物専門の医師に診断してもらうと良いでしょう。
重い症状になると、口で息するのも困難になってきたり、治療に時間がかかるようになることもあります。
この病気の主な要因は細菌やウイルスだとされていますが、免疫力が落ちている老齢の猫ほどなりやすいので、健康を損ねていないか気を配っていてあげましょう。
そして、鼻から血を流しているとびっくりしてしまう人もいるようですが、軽い怪我で鼻血が出ているような場合は、大丈夫です。
ところが、病気のせいで鼻から出血をしているという恐れもあるため、ただの鼻血だと侮らないようにしましょう。
人が鼻血を出すと鼻に何かを詰めて止めるのが一般的ですが、猫が鼻血を出したら特別なことをせずに静かにさせることが大切です。
ですが、長期間鼻血が出ているときには動物病院で止血をしてもらったほうがいいかもしれません。
ケンカをした気配もなく物に当たった様子もないのに鼻血を流していることが何度かあるのであれば、出ている量に関わらず病気による鼻血かもしれないので、動物病院で確かめてもらいましょう。