猫の口の病気
猫の病気で口に関わるものとして多くの人が知っているのが口内炎になりますが、これに関しては人間にも起こるものなので、よくある病気と言えます。
人間が口内炎にかかったときには、少し食事がしにくくなるだけですが、一方の猫は食事をすることさえも厳しくなる恐れがあるため、注意が必要です。
症状が進行すると唇や舌、そして歯肉などといった場所から血が出てくることもあり、そうなった場合には痛みが酷いために餌を残すようになるでしょう。
口内炎の最大の特徴はというと、口臭が出るようになったり、粘りのあるヨダレなどで口の周りが汚い状態になってしまうということです。
健康な時よりも食事量が減ったという場合、喉や口にまつわる病気の可能性があると思っておきましょう。
動物病院では、消毒液を利用して口内をきれいにするといった治療が行われています。
年配の猫が患う口に関連する病気で多くの人が知っているのが歯周病であり、症状は口内炎と似たようなものが現れます。
老猫に関しては、年齢を重ねたから食事量が少なくなったと考えるのではなく、歯周病を怪しんでみることも必要です。
ひょっとすると食べたくないのではなく痛みがあるから食べないということもあり得るため、数ヶ月に一度動物を専門に扱う病院で調べてもらう必要があります。
口の臭いがおかしかったり、硬い食べ物がなかなか噛みきれない、食べることができないというときには、歯周病を発症しているかもしれません。
動物病院での治療としては歯を磨いたり抗生物質を与えてもらうなどして、歯周病からくる症状をなくすことができます。